喪中はがきはいつまでに出すのがマナー?範囲?寒中見舞い?
2015/10/08
近親の方が亡くなった時に、一定の期間、死をいたみ、身を慎むことを、喪に服すると言いますね。
年賀状を出さないというのも、喪中のしきたりの一つです。
では、年賀状に代えて出す喪中はがきのルールは、どのようなものでしょう。
いざという時に困らないように、最低限のところをまとめてみましょう。
喪中はがきはいつまでに出すのがマナーなの?
喪中はがきは、いつまでに出すのが正しいマナーなのでしょうか。
年賀状は、早い人だと11月に書き始めますが、12月に入ると、周りで年賀状を書き始める人が増えてきます。
そこで、喪中はがきを出す場合にも、できれば11月の中旬くらいから、11月末くらいまでに出してしまえるとよいです。
それは、相手が年賀状を書き始める前に、喪中はがきが届けば、新年のご挨拶を遠慮しますというメッセージを伝えることができるからです。
では、遅くてもどのくらいまでに?とあえていうと、12月中旬くらいと考えておけばよいと思います。
もちろん、喪中はがきですので、自分の都合だけで出せるものとは限りません。
たとえ遅くなったとしても、こちらが喪中で新年のご挨拶ができないということを相手に伝えられれば十分です。
喪中はがきはいつまでにどこまでの範囲で出せばいいの?
次に、喪中はがきは、どこまでの範囲で出せばいいのでしょうか?
基本は、年賀状を交換している相手全員となります。
喪中はがきは、ほとんどの相手にとっては、自分が喪中であることをお知らせするという目的が大きいでしょう。しかし、本来は、喪中のために新年のご挨拶をご遠慮する、という意味があります。
たとえ親戚であっても、この1年のお礼と、来年もよろしくお願いします、というメッセージを伝えるために、年賀状に代えて喪中はがきを出すことは、おかしなことではありません。
ただ、自分にとって近い親戚であれば、出さなくても失礼に当たらない場合があると思います。例えば、兄弟には出さないとか、少し前に亡くなって、葬儀に出席された親戚などの場合であれば、出さなくてもよいでしょう。
喪中はがきはいつまで出せていつから寒中見舞いになるの?
では、喪中はがきは、いつまで出すことができるのでしょうか?そして、いつから寒中見舞いに切り替わるのでしょうか?
喪中はがきは、自分の都合で出せる場合ばかりではありませんから、喪中はがきを出さなかった方から、年賀状が届くこともあります。
そのような場合には、いわゆる「松の内」を過ぎてから、つまり1月7日以降に、寒中見舞いを出すのがよいと思います。
松の内とは、元旦から1月7日までをいいますが、この間に届くものを年賀状と呼んでいるからです。
松の内以降、立春までの期間に出すものが、寒中見舞いとなります。
寒中見舞いの内容ですが、そもそも喪中はがきは、こちらが喪中で新年のご挨拶ができないということを伝えるものですので、年賀状を頂いた方にも、その旨をお伝えすればよく、年賀状を頂いたお礼を言って、近況を書いておくのがよいと思います。
また、身辺があわただしくて喪中はがきを出せなかったような場合にも、今までのお礼や近況報告として、寒中見舞いを出してもかまいません。
まとめ
喪中はがきを出す場合の基本ルールをまとめてみました。
あまり堅苦しく考えずに、ご自分の状況に合わせて、柔軟に対応すればよさそうですね。
それでも、十分失礼のない対応は可能である、ということだと思います。