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薬疹によるアレルギーの症状?診断法?治療法?

      2017/02/20

薬疹(やくしん)という言葉を聞いたことがありますか?

薬疹は、薬を内服、または注射後に生ずる、発疹をいいます。

症状は、すぐに治る軽いものもあります。

しかし、高熱とともに全身の皮膚や粘膜に拡大して、内臓障害を伴う重症にもなります。

症状は、さまざまです。

薬疹による、アレルギーについて、まとめてみましょう。

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薬疹によるアレルギーの症状?

薬疹の中で一番問題となるのは、薬を投与された、ごく一部の人に生ずる、アレルギー性薬疹です。

薬疹という場合には、このアレルギー性薬疹を指します。

これは、薬に対して反応するような、細胞や抗体がある人にのみ生じます。

薬を使い始めると、身体の中に、その薬に反応する細胞や、抗体ができてしまうことが原因です。

薬を服用してすぐに症状が出る場合と、使い続けて1-2週間後に初めて、症状が現れる場合があります。

薬疹のパターンは、13種ほど知られています。

●細かい赤い斑点が全身にみられる、ましんやふうしん、
●じんま疹や湿疹、日光に当たる部分だけが赤くなる光線過敏症、
●薬を服用するたびに同じ場所が丸く赤くなり、色素沈着を残す固定薬疹、

などが多くみられる症状です。

また、

●発熱とともに大きな赤い斑点が全身にみられるものや、水ぶくれをつくるもの、

さらに、

●皮膚症状に加えて、結膜や唇などの粘膜に症状を伴うもの(スティーブンス・ジョンソン症候群)、

●皮膚の広い部分がびらんになるもの(中毒性表皮壊死症)、

などの重篤な症状があります。

あるいは、肝臓や腎臓の機能が悪くなることもあります。

薬疹の原因となる薬としては、抗生物質、消炎鎮痛薬、高血圧治療薬、中枢神経作用薬などが、薬疹を引き起こしやすい薬とされています。

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薬疹によるアレルギーの診断法?

薬疹の診断法は、まず、原因となる薬を絞るところから始めます。

原因薬が、どのような薬疹のタイプを起こしやすいかを調べます。

それにより原因薬の見当をつけ、様々な検査を行うことになります。

しかし、まだ一般的に、この検査値なら薬疹を疑うべきという検査法はありません。

診断方法としては、患者さんの体を使って行う方法と、血液を使って行う方法とがあります。

前者では、原因として疑われる薬を少量から投与して、軽症の薬疹を誘発する再投与試験(内服試験)が必要です。

より安全な検査法で、最も良く行われるのは、皮膚試験です。

パッチテストといって、原因となった薬を軟膏にして背中に貼るテストです。

血液を使って行う検査法は、患者さんの血液(リンパ球)と原因薬を試験管内で混ぜ、薬剤に対する反応をみる方法です。

ただ、いずれの方法でも、偽陽性、偽陰性は、かなりあります。

判定はあくまで他の検査法の結果や、臨床症状と照らし合わせて行うことになります。

薬疹によるアレルギーの治療法?

薬疹によるアレルギーが重症型に移行した場合には、注意を要します。

死にも至ることがあり、治療は早めに始めるべきです。

治療としては、まず原因と思われる薬の投与を中止します。

軽症の場合であれば、疑われる薬の投与を中止するだけで、症状が消えます。

症状が強い場合には、抗ヒスタミン薬や、ステロイド薬を使います。

特に重症の場合には、入院してステロイド薬の点滴が必要になります。

まとめ

通常、薬に反応する細胞や抗体が体内にできるには、薬の服用を始めて1-2週間くらいはかかります。

薬疹は、そこで初めて発症すると考えられています。

そのため、今までに服用したことのない薬で、アレルギー性の薬疹を生ずることはないはずなのです。

もしあるとすれば、その薬と似た構造を持つ他の薬によるものと考えるべきです。

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